雑食こけしの読書録

読書記録をメインに趣味のことをゆるく書いています

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

藤井 佐和子 『受かる人はここが違う! 転職面接 採用を勝ち取る技術』

今現在、転職の意思はないものの、色々な本を読んでみたいなと思い、手を出してみたものです。著者はキャリアアドバイザーとして多くの人々の転職の相談を受けてきたという経歴を持っています。 それゆえに、目の当たりにしてきた成功、失敗例は豊富。そんな…

宇田川敏正 (監修) 『簿記の教科書1年生』

どちらかというと理系寄りの仕事をしているため、私個人は簿記に触れることはありません。 日商簿記何級とか、そんな言葉を聞いても、どれだけ難しいのかもピンとこない状況。本については雑食だということもありますし、いわゆる経理と呼ばれる人たちは何を…

PEAKS特別編集 『日本のロングトレイル』

山歩きとも少し違う、数日〜時には数ヶ月もかけて歩き通すロングトレイル。 なんとなく、昔の旅を思わせる旅行は私の心をくすぐります。北海道、奥多摩、京都、九州ーー日本各地のロングトレイルルートを写真と一緒にカジュアルに紹介してくれます。 (コラ…

岩井 志麻子 『現代百物語』

ホラーの名手による九十九の怖い話詰め合わせです。著者が実際に見聞きした怖い話を集めたものなので、幽霊的な怖さではなく、人間の怖さの方が前面に押し出されています。いたずらに恐怖をあおるのではなく、淡々とした文章で綴られているのがかえって怖さ…

石川 英輔 『実見 江戸の暮らし』

江戸時代の庶民たちはいったいどんな暮らしをしてきたのか? 何を食べ、何を飲み、何を着ていたのかーー特別な出来事ならば記録に残っていることが多いですが、ごくごく一般的なことはあえて記録することもなく、今を生きる私たちがその日常を知るための情報…

重松清 『ニワトリは一度だけ飛べる』

主人公は準大手(おそらく)の食品会社三杉産業に勤務する酒井裕介という中堅サラリーマン。ある日、彼は「イノベーション・ルーム」なる左遷専門の部署に異動を命じられます。 半年の間で四度も人員の総入れ替え(要するに全員退職)が起きている通称「イノ…

内藤 了 『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』

かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んでいくという奇妙な連続自殺事件。 新人刑事・藤堂比奈子はその事件を追うが、事件は混迷の一途をたどる。果たして彼女がたどり着いた真相とはーータイトルとあらすじだけで購入したのですが、これが角川ホラー文…

伊坂 幸太郎 『サブマリン』

お待ちかね「チルドレン」の続編です。メインの登場人物は家裁調査官の陣内と武藤の二人。家裁調査官とは、罪を犯した少年の家庭環境や罪に至る動機などを調査し、更正までの道筋を探すという役割を担っているとのこと(Google調べ)。二人が担当するのは、…

冲方 丁 『マルドゥック・アノニマス4』

さあ来ました! 私が心の底から待ち望んでいた「マルドゥックシリーズ」の最新刊です。前巻では、絶体絶命の状態におちいったウフコックを、かつての相棒で彼に言わせるところ最高の相棒だった少女バロットが助けに来るという、最高潮の盛り上がりで次巻に続…

萩原 浩司、げんさん 『萩原編集長の山塾 秒速! 山ごはん』

ともすれば、フリーズドライ食品に頼ってしまいがちな山での食事。 美味しいものは食べたいが、かといって調理に時間をかけるわけにもいかないし、重たいものを背負っていくのもしんどいし、制約のある中でメニューを考えるのは大変――そんな悩みを持っている…

朱野 帰子 『わたし、定時で帰ります。』

なんともキャッチーなタイトル。 このタイトルを考えた時点で、商業的な成功は確定だったのではないでしょうか。主人公はweb制作会社に勤務する33歳の東山結衣。彼女は会社の近くにある中華料理店のハッピーアワーに間に合わせるために、定時で帰ることを固…

瑞慶山 香佳 『数学デッサン教室 ― 描いて楽しむ数学のかたち』

タイトルと表紙に惹かれて購入。数式によって描かれる図形の美しさに魅せられた画家(と言っていいのでしょうか?)が、自らの描いた図形を、数式とともに紹介している本です。著者が冒頭ではじめに数学の専門家ではないと言っているとおり、数式の説明はさ…

樺沢紫苑 『学びを結果に変えるアウトプット大全』

少し前に本屋で山積みされているのをみて、気になって購入しました。精神科医の著者がアウトプットすることの効能、そのやり方が「TALK」「WRITE」「DO」の3テーマ+実践編の「TRAINING」に分けてTIPS集としてまとめられています。1つ1つの項目はイラストや図…