雑食こけしの読書録

読書記録をメインに趣味のことをゆるく書いています

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

百田 尚樹 『カエルの楽園』

日本(JAPAN)をもじった、ナパージュというツチガエルたちの楽園の壊滅を通して、日本の環境を寓話仕立てに書いた小説です。 誰を指しているのかやや露骨なところはありますが、さすがの読みやすい文章と、寓話ならではの残酷な表現、そして著者の手による…

山田 悟 『糖質制限の真実』

流行りに流行ってもはや定着した感もある糖質制限。 ひとくちに糖質制限といってもその方法も多岐に渡り、もはやどれを信じればいいのか分からない状況です。さてそんな混乱の極みかつ玉石混合の中、この本は医学的根拠に基づいた健康的な糖質コントロールの…

辻堂 魁『風の市兵衛』

主人たる高松道久が禁じられた相対死(心中)により亡くなったことで、家計的に逼迫していた高松家。 財政の立て直しのために期間限定で雇われたのは、侍ながらも算盤を弾くのが得意な唐木市兵衛です。彼は、美しい未亡人・安曇から、高松家の台所事情を聞き…

赤羽 雄二『アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"』

本を読むための時間を捻出できなくてストレスがたまる。 あるいは、本を読むことの意義を見いだせない。正反対の立場のように見えて、実はこの2タイプは同じなのだそうです。 すなわち、本を読むことに対して「受け身」であるという点です。著者は、このよう…