雑食こけしの読書録

読書記録をメインに趣味のことをゆるく書いています

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

荻野 淳也『心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』

今(?)流行りのマインドフルネスに関する本です。 Googleでも取り入れられているということで話題になっていました。ともすれば日々の生活に追われ、目の前の雑務で手一杯になってしまうときに、少しだけ体の声に耳を傾けてみましょう、というのが全体の趣旨…

今村 翔吾『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 』

江戸一の火消しと名高かった武士火消し・松永源吾。 ある事件をきっかけに、火消し稼業からは引退していた彼のもとを一人の男が訪れるところからストーリーは始まります。出羽新庄藩から来たという男の目的は、源吾に火消し部隊を作ってもらうということでし…

さとう ふみや (原著), 天樹 征丸 (原著), 金成 陽三郎 (原著), 船津 紳平 (著) 『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』

色物だと思って一巻を試しに読んでみたら、あまりの面白さに一気買いしてしまった本シリーズです。説明の必要もないと思いますが、念のため。 巻き込まれた第三者や警察からするととても心強く頼りになる、金田一少年。 しかし、犯人から見ると(当然ながら…

鈴森 琴『忘却城』

やばい。すごいものを見つけてしまった。 第3回創元ファンタジイ新人賞で佳作を取ったという本作。表紙が流行りのマンガチックなものだったので、一瞬躊躇いましたが、手にした自分を褒めてあげたいです。 一度手に取ったら止まらずに、そのまま続編まで買っ…

山田 風太郎『風来忍法帖 山田風太郎忍法帖(11)』

言わずと知れた山田風太郎の大傑作忍法帖シリーズの一冊です。 もちろん、既読ではありますが、衝動的に読み直しをしたので、改めて感想を。時代は安土桃山。豊臣秀吉が天下統一の総仕上げとして、北条家を滅ぼしにかかったその時です。舞台は「のぼうの城」…

泉谷 閑示『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える』

なんとも挑戦的なタイトル。 そうです、私は仕事なんてしたくないので、この本を手に取りました。様々な患者へのカウンセリングを行なってきた精神科医の著者が、仕事は果たしてそんなに重要なのか? 生きる意味とは何か? ということを解きほぐした本です。…