赤羽 雄二『アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"』
本を読むための時間を捻出できなくてストレスがたまる。
あるいは、本を読むことの意義を見いだせない。
正反対の立場のように見えて、実はこの2タイプは同じなのだそうです。
すなわち、本を読むことに対して「受け身」であるという点です。著者は、このような「受け身」の読書ではなく、「攻め」の読書「アクションリーディング」を提唱しています。
アクションリーディングとはなにか?
その本を読むことで何をしたいのか? どんな行動に移したいのか?
を予め目標として設定しておいて、その目的を達するように読書をすることだそうです。
自分の将来・キャリアのための読書なので、必然的に読書の優先順位は上がります。そのため、本を読む時間が捻出できないという悩みも、反対に、本を読むよりもするべきことがあるのではないか、という不安もなくなるというわけです。
「本を読む時間を制限し、アウトプットの時間を多くとる」という項に以下のような記述がありました。
【積極的読書というより、消極的読書、あるいは逃げの読書ですね。いつも嫌な気分で読書にふけっていたということです。】
週末に片付けようとしていたことを後回しにして本を読みふけってしまう。私にも思い当たることが多すぎて……なんか疲れているときとか、何も考えたくない時などは、ハウツー本とか軽く読めてしまう本に手が伸びてしまうんですよね。
本を読んでいるからという言い訳をふさがれるのはなかなかしんどいですが、確かに肝に命じておかねばなりません。
アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"
- 作者:赤羽 雄二
- 発売日: 2016/05/26
- メディア: 単行本