雑食こけしの読書録

読書記録をメインに趣味のことをゆるく書いています

石徹白未亜 『節ネット、はじめました。 「黒ネット」「白ネット」をやっつけて、時間とお金を取り戻す』

気づいたらスマホに手が伸びて、ついつい寝るのが遅くなってしまう。
そんな生活を脱却しようとタイトルに惹かれて読んでみました。

著者は元会社勤めのフリーライター
パソコン仕事なこともあって、ついつい必要のないページに飛んで、いつのまにか時間ばかりが過ぎていく。著者が自分のネットの使い方を見直し、ネット依存から脱却した手法についての説明です。

赤裸々なネット履歴をさらしながらの、履歴を全部記録しましょうといういわゆる「レコーディングダイエット」のやり方。これはたしかに役に立ちそうです。
しかし、赤裸々なネット履歴が少し赤裸々すぎるというか、ウケを狙っているような感じがして、「うーん」という感じ。

最後の章は、もはや節ネットでもなんでもない、携帯料金節約術になって、さすがにこの辺は読むのが苦痛になってきました。
割と常識の内容が、つらつらと並べられているだけで、だからなに?という印象さえも受けてしまいます。


【なお、自宅の固定回線が通信量に上限のない(あるいは、実際の利用に比べてすごく余裕がある)ものであれば、自宅でスマートフォンを使うときは、無線LANWiFi)を使って固定回線に接続すれば、スマートフォンの回線の通信量を減らすことができます。】


これに至っては本末転倒。
安くいっぱいネットが使える方法を書いてどうするのでしょうか。

結局、断ネットをするしかないんでしょうかね。