雑食こけしの読書録

読書記録をメインに趣味のことをゆるく書いています

金川 顕教『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』

アウトプットのほうがインプットよりもはるかに重要であるという考えのもと、書かれた本です。

アウトプットをするためには、十分な知識を得てからでないと、と気後れしてしまいますが、そこも著者はアウトプットできるだけの最低限のインプットだけしてしまえば、あとは走り出してからいつでもインプットできると主張します。

確かにその通りだと思います。
玉石混合の情報であふれる現在(この読書録も含め)。
石を笑う人もいますが、石でも人目に触れない限りは全くの無ですから。

知識を溜め込むだけになっていないか、棚卸をしてみるのもいいかもしれません。
アウトプットをすると、記憶にも残りやすいですしね。

全般的にライトな文章で読みやすいです。
が、以下の部分はこれでよかったのでしょうか?


【例えば、父親であるあなたが勉強をしなくて苦労した具体的な話、もしくは勉強をして良かった話など、子どもが「勉強したら、将来お父さんみたいになれるかもしれない」「お母さんみたいにはなりたくない」「お父さんのように、フェラーリに乗って、いつでも海外に行って自由に暮らしたい」などの感情が動いてはじめて、机に向かって勉強をするようになるのです。】


唐突に【お母さんみたいにはなりたくない】って、どんなお母さんを想定しているのでしょうか(著者の実体験?)。
フェミニストならずとも、不快感を覚えるのでは。

“お父さん”の誤植かなと思いますが、それにしてもこれは……