ひろゆき(西村博之) 『自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』
著者はご存知2ちゃんねるの元管理人です。
いろんな訴訟を抱えたり、トラブルに巻き込まれたりしながら、はたから見れば常に飄々としている著者。その鋼のメンタルを保つ秘訣について解説した本です。
全編を通して感じたのですが、著者はなにが起きても冷静な観察者の姿勢を崩さないんですね。
他者から敵意を向けられても、「あー、この人はこの程度で怒るような特性をもっているんだ、なるほどね」という感じの。
究極の他人事。
ある意味、俯瞰の視点をナチュラルに持っているということなのでしょうか。
なかなかこの域に達するのは難しい(達したらそれはそれで普通の社会生活は送れなさそうです)と思いますが、この一文は意識しておくべきことかもしれません。
【「自分で何とかできる」と思い込んでいるから、それができなかった時に「何とかしなきゃ」と苦しくなる。】
自分の影響の及ぶ範疇外のことをいちいち気にして、精神的に疲弊しても何の役にも立ちませんからね。
職場の嫌な人に対して、その人を変えようと働きかけてもなんも意味がないのと同じです。そういう意味では、観察者でいることは重要なのかもしれません。
自分で全てを抱えて潰れてしまう前に、無理なものは無理と割り切る姿勢も大切にしないといけないですね。
自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術
- 作者: ひろゆき(西村博之)
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2019/04/06
- メディア: 単行本
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