平坂 寛 『喰ったらヤバいいきもの』
生物ライターの著者が好奇心の赴くままに捕獲し、食した生き物について、捕獲までの奮戦と食べた感想を書いたレポ集です。
オウムガイ、デンキウナギ、ヤシガニ、ツムギアリなどなど。
著者が食べてきたものは多岐に渡ります。
虫食があるというのは知ってい(読んだことがあり)ましたが、それどころじゃない。食べたら健康に影響が出るんじゃないだろうかレベルの生き物まで、臆することなくがんがん食べていくのは痛快と言ってもいいほどでした。
【筋肉の代わりに胴体の大半を占めているのは、脂肪のような白く濁った謎の塊。この白い塊こそが発電組織なのだ。】
デンキウナギをさばいたときの描写です。
へえ、デンキウナギってそんな仕組みになっているんですね。食べると、アルミホイルを噛んでいるような、電気が流れる感触があるそうです。
興味はありますが、食べてみたくはない。
webライターという経歴をもつ著者の文章は、軽快で非常に読みやすかったです。
いやあ、面白かった。
- 作者: 平坂寛
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2017/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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